布団のクリーニングは時間がかかる？

布団のクリーニングは時間がかかる？

布団をクリーニングに出す時、気になるのは戻ってくるまでの時間ですが、これはいくつかの条件によって変動します。
クリーニング店が想定するよりも大きい布団の持ち込み、あるいは一度に大量の依頼は、所要時間が増える原因となるでしょう。
一般的に、預かったクリーニング商品はお店が工場に送り、仕上がってからお店に返却される仕組みがあります。
この中で時間がかかるとしたら、それはお店が発送に手間取るか、工場に布団の依頼が集中している状況が考えられます。
具体的には、繁忙期で持ち込み依頼が集中したり、お店や工場で何らかのトラブルが発生するケースです。
しかし、トラブルや特別な忙しさがなければ、通常は数日から遅くても1週間以内には、クリーニング店に預けた大切な布団が戻ってくるはずです。
早いと感じるか遅いと思うか、感覚的なものには個人差がありますが、大抵の場合は何週間も待たされることは稀ですし、返却時には電話連絡が行われるので安心です。

布団のクリーニングは大型工場に運ばれる

毎日使う布団は汗を吸うため、ダニや雑菌が繁殖しやすい状態にあります。
そのため定期的なクリーニングが必要ですが、ドライクリーニングのドライ溶液では、ダニの死骸などを十分洗浄できません。
その点、大型工場にある最新設備なら、増殖を始めたダニや雑菌類をしっかり除去できます。
小規模のクリーニング店では、布団のクリーニングを頼まれた場合、布団を丸ごと水洗いできる大型工場に運びます。
洗浄後は、乾燥機で丁寧に乾燥させます。
中綿がウールであっても、型崩れを起こしません。
布団の種類は、羽毛や羊毛、綿などほとんど全ての種類に対応しています。
ただし中綿に絹100％を使っている場合や、大きな穴や破れがあるものは洗えません。
その他、備長炭を入れているもの、赤外線加工を施した寝具なども扱えません。
また機械乾燥の後は、人の手で表面にアイロンを掛けて仕上げます。
作業が完了した商品は、工場で伝票を添付してから包装し、各店舗に送られます。